「お尻や太ももがだるい」
「歩き始めがお尻の周辺が痛い」
こんな症状があったら股関節に
異常が出始めているかもしれません。
変形性股関節症の初期は長時間歩いたあとにお尻や太ももにだるさを感じたり、歩き始めなど運動開始時に痛みを感じる程度だが、徐々に痛みが強くなり長時間の歩行や立っている事がつらくなってきます。
悪化すると安静時や寝ている時にも痛みが出るようになります。股関節をかばうことにより体が傾き、背中の痛みや腰痛、歩行障害も出現することがあります。
また関節の機能障害も起こります。股関節を動かせる範囲が狭くなり、靴下が履きにくくなったり、足の爪が切れなくなったり、和式のトイレの使用、正座が困難になるなど。階段は股関節に負担がかかる為に手すりが必要になってきます。
症状の進行とともに痛みのある足をかばい、筋力の低下してきますので太ももやお尻に左右差が出てきます。原因は股関節の形成不全などで軟骨が摩耗が多い。
・立っている時間が長いと足が痛くなる、だるくなる。
・よく歩いた後は、股関節の外側が痛い
・足を内側・外側に倒すと痛みや違和感がある
・正座など足を深く曲げた時に股関節が痛む
・びっこを引いていると指摘される
・歩くと肩が上下に揺れる
・歩くとバランスが悪いような気がする
・足の左右の筋肉量(足の太さ)が違う
・靴の減り方が違う
・和式トイレが使えない
・股が開かない
・靴下が履けない、爪が切れない
・あぐらがかけない
関節の骨はお互いが直接ぶつかり合わないように、表面が軟骨というクッション性の高い組織で覆われています。過度な負担がかかると軟骨が摩耗しやすくなります。軟骨がすり減って関節の隙間がなくなり骨同士が直接こすれ合うと関節の骨に変形がでます。このような関節の変形が股関節に起きたものが変形性股関節症です。
原因不明のものを一次性股関節症と言われ、何らかの原因で起こる二次性股関節症に分けられています。日本人の変形性股関節症の80%は二次性の股関節症といわれます。
股関節の痛みの原因でもっとも多いのは、生まれつき股関節がずれている「先天性股関節脱臼」や股関節の骨盤側の大腿骨の骨頭を包む部分の蓋の発育不全の「臼蓋形成不全」
股関節は体重が大きく負担になる関節ですので、関節が不十分だとかなり負担がかかります。女性の骨盤は男性に比べて大腿骨が収まる部分が浅くなっていますので先天性股関節や蓋形成不全は女性に多くみられ、10代や20代で症状が現れることも少なくありません。その他の原因として大腿骨頭壊死、外傷後に生じる変形、関節リウマチなどがあります。
変形性股関節症は多くが臼蓋形成不全が原因で発症します。股関節は大腿骨(太ももの骨)の骨頭とそれが収まる骨盤側の窪み(臼蓋)からなります。骨盤の窪みが浅かったり小さかったりで、しっかり収まっておらず痛みが出るのが臼蓋形成不全です。
臼蓋形成不全は大人になって痛みが出て気が付くことが多いです。日本人に形成不全が多いのはオムツのあて方や間違った抱き方に問題があると言われています。足を伸ばすような昔の布オムツは股関節が脱臼しやすくなります。オムツをした状態で膝を抱え込むような抱き方も股関節脱臼の原因となります。
また這い這いは腰を強くしますが、すぐに立たせてしまうと腰や骨盤がしっかりしないです。臼蓋形成不全が元で痛みが出ている場合は股関節に負担がかからないように身体(骨盤)の偏りがないように普段の姿勢に注意しなければなりません。特に横座りは股間節を外に出す力が働き違和感が出やすいのですぐに止める必要があります。
①女性と男性の骨盤の違い
女性と男性の骨盤のかたちの違いは、男性は細くて深く女性は妊娠・出産のために広くて浅いのが特徴です。
骨盤の底部も女性のほうが男性より広くなっています。男性の骨盤はほとんど動きませんが、女性の骨盤は排卵・
月経や妊娠・出産のリズムでダイナミックに動きます。
尾骨も女性は出産時に後方に押しだされて骨盤底部を広げます。骨盤に大腿骨が収まる股関節の溝は、女性のほうが男性よりも浅くズレやすく股関節に負担がかかりやすいです。
②産後の骨盤の歪み
女性の骨盤は出産時に最大に開きますがその後徐々に骨盤が閉じていきます。現代ではすぐに起きたり普通の生活に戻るために骨盤が閉じきらずに固定されてしまい体調を崩す人が多いです。
骨盤が開いた状態ですと太ることだけを気にしている方が多いですが、骨盤は開いた状態では足の外側に重心がかかりやすくなりますので、O脚になりやすく膝や股関節に負担がかかりやすくなります。
見た目にも骨盤は下がり猫背になり膝は前に出て老けてみえます。骨盤は股関節が支えていますので産後の状態で股関節の具合も変わってきます。
③女性の生活習慣
女性はヒールの高い靴を履くこともあると思いますが、ヒールはつま先立ちと一緒でカカトが浮いている状態ですので骨盤の傾きも変わります。体はまっすぐに立て直そうと、腰や股関節や膝関節で調整しますが、歩いたり立っている時間が長いと関節に負担がかかり、痛みが出やすくなります。
また女性がよくする横座りは骨盤を歪め、股関節が外に押し出される形になりますので股関節痛の原因になります。
変形性股関節症は軟骨がすり減り股関節部分の変形がおこり痛みが起こります。軟骨がすり減るのは加齢だと一般的に言われますがそんなことはありません。年配の方が全てなることはありません。生まれつき股関節に負担がかかる事もありますが、体の使い方や生活の仕方に問題がある事がほとんどです。
軟骨は血液から酸素を受け取り潤滑性と弾力性を生みだす物質「コラーゲン」「プリテオグリカン」を生成します。ところが血流が悪くなり軟骨に栄養がいかないと潤滑性と弾力性が失われて軟骨が潰れてきます。軟骨が潰れますと骨が接触しやすくなり痛みがでます。進行すると変形し激しい痛みになります。
整体ではバランスの崩れた骨盤を整体し、股関節に負担がかからないようにしていきます。バランスを取れますと血流が改善しますので軟骨にも栄養が届き軟骨がすり減りにくくなり痛みや変形が出にくくなります。
当院の整体はバキバキ矯正したりグリグリ揉みほぐすような整体ではありません。呼吸・角度を使った手技で、小さな刺激で大きな変化を目指します。
股関節に痛みがある方は骨盤が傾き、股関節に過度に負担がかかっている事が多く骨盤のバランス調整が必要です。
足を動かしたときに違和感やひっかかりは軟骨が減っているいるだけの問題ではありません。腰椎と股関節は筋肉で繋がっており連動して動きます。腰椎部の調整で股関節の動きがよくなる事多くあります。
「その場だけはよかった」などのお話しはよく聞きますが当院でバランスを整えた後は、時間が経つとより血流がよくなり筋肉のバランスがよくなりますので、身体が楽になってきます。
骨盤・腰椎の歪み
整体では骨盤や足のバランスを改善していきます。先天性の股関節は痛みの解消することは難しいですが、骨盤や足のバランスを整えることで股関節に負担がかかりにくくなりますので痛みの軽減することはできます。
冷え
特に足が冷えますと血流が悪くなります。また冷たいものをよく食べたり飲んだりしますと、お腹が冷えて足も冷えますので血流が悪くなり痛みが出やすくなります。
運動不足
安静にし過ぎていますと足の筋肉は落ち血流が悪くなります。
筋肉は使わなければどんどん衰えていきます。骨格を支えているのは筋肉なので股関節周辺の筋肉が弱くなる事で股関節に違和感が出やすくなります。無理な運動をする必要はありませんが歩く程度の運動は必要です。
暴飲暴食
食べ過ぎ飲み過ぎると特に右足の血流が悪くなりますので、右側の股関節に痛みを感じやすい方は注意が必要です。股関節の調子が悪い日の前日に食べ過ぎ飲み過ぎしなかったか思いだしてみましょう。
はじめまして整体院たまゆらの鷲森です。
当院は骨盤を中心に股関節に負担がかからないようにバランスをとる整体院です。足に不安を持つ方は特に女性に多いです。変形性の場合や原因がわからない事も多いようです。
痛みの原因は痛い箇所以外に原因があることは多いです。腰痛の原因は85%以上原因が分からないと言われていますが、痛い箇所しかみていないからで股関節にも同じことが言えます。当院では痛い箇所だけみることはなく、全体を身体一つとしてみております。
痛みのあるところは、血流だったり神経だったり酸素だったり流れが悪い状態で、流れが悪いのでその周辺の筋肉が硬くなり冷えやすくなって痛みが出ています。その体の流れをよくしてあげれば症状はよくなってきます。マッサージでは届かないような、もっと体の深いところの話です。
体を整えるプロである私に是非ご相談下さい。